新型コロナウイルスの流行の影響で、対面での接客対応を避けた非接触型のサービスが次々と生まれてきています。
世界的なコロナウイルスの終息の兆しがなかなか見えない中、キャッシュレス決済の増加やオンライン診療の取り組みが始まり、新しい生活様式が少しずつ広まっているようです。
今回は、ウィズコロナ時代の非接触サービスについて紹介していきます。
サンプリング「買いタメ」
買いタメは、試食・試飲、テスター試用といったサンプリングを非接触で提供できるサービス。
多くの消費財メーカーが、新商品の販売促進やプロモーション活動のヒントを得るための一環としてサンプリングを行っていましたが、新型コロナウイルスの流行以降は小売店の店頭や街頭でのサンプリングがほとんどなくなっていました。
買いタメでは、対面でのサンプリングを行う代わりにモニターが実際に店舗を訪れてサンプル品を購入し、実際に商品を試したあと、簡易アンケートで商品の需要度を調査できます。追加のアンケートや内容分析などもオプションとして提供しているようです。
配膳ロボット「PEANUT」
PEANUTは、日本システムプロジェクトが販売するフロア配膳ロボット。ロボットは中国のサービスロボットメーカーであるKeenOn Robotics社が製造しており、中国国内でも実際に大手の火鍋チェーンなども含め6000体以上が稼働し、中には実際に新型コロナの軽症者が入居する病院やホテルでも利用されているところもあるようです。
店員がロボットのタッチパネルで操作して配膳を指示すると、ロボット頂部のカメラが天井に貼られた位置マーカー上を認識して人や障害物をよけながら移動、テーブルに配膳します。
接触リスクを避けられるだけでなく、人員の効率的な配置や人手不足の解消にも役立つでしょう。
非接触型遠隔モニタリングサービス「Tellus You Care」
<photo ACによる こうまる さんの写真>
米国初のテックカンパニーで、非接触型の遠隔モニタリングにより高齢者のみまもりサービスを提供するTellus You Careが日本法人を設立。
介護施設に入居している方の活動(睡眠、歩行、寝返り、転倒など)やバイタルサイン(心拍、呼吸)をレーダーでモニタリングし、ダッシュボードで一覧化。人の目が届きにくい部分をデータで収集・分析することで、介護従事者の負担を減らしながら業務の効率化をはかることができます。
これまでのモニタリングは、ウェアラブルカメラやビデオカメラを使ったものが多くありましたが、精度やプライバシーの観点から導入にはハードルがありました。Tellus You Careはカメラではなく、自動運転で使用するレーダーを用いるため、非接触かつ精度の高いモニタリングが可能になるそうです。
メトロレジデンスの非接触予約サービス
メトロレジデンスは、サービスアパートメント、マンスリーマンションを、❝非接触❞で予約できるサービスです。
契約時の来店や、入居の立ち合いが必要なく、スマートにお部屋を借りることができます。
弊社管理の物件については自ら内装の手配や定期メンテナンスまでおこなっていて、正確な写真と情報を提供することで、内見なしでも安心して申し込めるサービスを提供しています。
また、一部のお部屋については、希望日を入力してオンラインで決済まで行うことができます。海外に住まれていて銀行入金が難しい方や、いち早くお部屋を確保したい方にも好評です。
契約後は、お近くのコンビニエンスストアなど鍵の設置場所から自分で鍵をとって入居していただく形のため、対人でのやりとりが必要ありません。
家具・家電の故障やお部屋でのトラブルに際しても、メールやお電話、FaceTimeを最大限に活用し、お客様の快適な滞在をサポートしています。
メトロレジデンスでは、法人のお客様だけでなく、個人のお客様のお申込みも受け付けています。