「フィリピンに駐在するんだけど、治安がいいのはどこ?」
「フィリピンで日本食材を買うとどれくらいかかるの?」
フィリピンは太平洋に浮かぶ7千以上の島々からなる島国です。
フィリピンは近年著しい経済発展をとげています。
英語が公用語であることから、欧米から新しい企業が続々と参入しています。
ルソン島中西部にある首都マニラでは、高層ビルがみるみる増え、年々社会インフラも整っています。
フィリピンの気候は熱帯海洋性で、1年の大半は蒸し暑い時期が続きます。
また、フィリピンは台風の通り道に位置し、年間20回近く台風が通過します。
東京から首都マニラのフライト時間は約4時間半で便数も多く、日本との時差はわずか1時間なので、国内移動の感覚で行き来できる国です。
最近は、日本から最も近い英語圏の留学先としても人気を集めています。
そんなフィリピンで生活するとなると、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
この記事では、フィリピンに移住したり、駐在する予定のある方に向けて、首都マニラでかかる家賃、水道光熱費、インターネット費用、食費、医療費、交通費などの生活費用について説明していきます。

 

住宅事情と家賃

フィリピンの住宅事情と家賃その1

首都マニラで日本人駐在員に特に人気の地区は、都心エリア内の南東に位置するマカティです。
シティバンク、インテル、マイクロソフト、ネスレなどの企業が多く集まり、高層ビル群が立ち並び、「フィリピンのウォール街」とも呼ばれます。

フィリピンの住宅事情と家賃その2

マカティの中でも地区によって少しずつ色が違いますが、ざっくりいうと日本人の単身者に人気なのはレガスピエリア、家族に人気なのはサルセドエリアです。
どちらも、買い物や食事にも便利なエリアですし、おしゃれなカフェや公園も多くあります。
多くの日本人は、必要な家具が備え付けられていて、24時間セキュリティ管理を行っていて安心できるコンドミニアムタイプの高級マンションに住んでいます。

フィリピン コンドミニアム その1

フィリピン コンドミニアム その2

フィリピン コンドミニアム その3

フィリピン コンドミニアム その4

フィリピン コンドミニアム その5

フィリピン コンドミニアム その6

一番人気のマカティのコンドミニアム賃貸価格を紹介します。
下記が平均的な価格帯です。

2LDK 75~90平米 10万~15万円(45,000~70,000ペソ)
3LDK 120~150平米 17万~25万円(80,000~120,000ペソ)

通常は1年の賃貸契約ですが延長も可能です。
家賃数カ月~1年分の前払いと、敷金(通常、家賃の2カ月分)の支払いが必要な物件が多いので、初期費用は高めです。
東京や大阪など日本の大都市と比べると、家賃あたりの床面積は広いですし、便利なシティライフを満喫することができます。

 

医療費

フィリピンでは病院によって医療のレベルに大きな差があります。
公立病院は衛生面に不安のある病院も多いですが、私立病院は日本の大学病院レベルの設備を備えている施設が多くあります。
大きな公立病院や私立病院では、アメリカやヨーロッパなど外国で教育を受けている人も多く、技術を信頼できる医師もたくさんいます。
フィリピンは日本とは異なり、医師はフリーランスのような立ち位置で、病院に登録した医師が病院の施設を自由に使うことができるようになっています。

ですから、かかりつけの病院に自分の主治医がいつもいるわけではありません。
多くの日本人は、日本の国民健康保険、海外旅行保険、または民間の健康保険に加入しています。
民間の健康保険で代表的な商品はMaxicare保険のMyMaxicareで、1人月額約3,500~5,000円というリーズナブルな価格で加入することができます。

フィリピンには、日本人がスムーズに病院を受診できるようサポートしてくれるジャパニーズヘルプデスクという民間の会社があります。
民間の会社なのでサービスは基本的に有料ですが、クレジットカードに付帯している対象の海外旅行保険に入っている場合は、保険会社が利用料を負担してくれるため無料で利用できます。

水道・光熱費

フィリピンは残念ながら、東南アジアの中で電気代が高いことで有名です。
一日中エアコンを使用したり、電気温水シャワーを1日何回も使っていると、電気代が1万円近くかかって驚くこともあるかもしれません。
感覚としては東京の7,8割といったところだと思います。
盗電が多いことでもよく知られていますので、使用状況が変わっていないのに電気代が急激に増えた場合は管理人や不動産エージェントにすぐに相談しましょう。
下記は光熱費、水道費の平均的な出費です。

光熱費:約6,000~8,000円(約2,700~3,700ペソ)
水道費:約200円(約90ペソ)

水道代はたいへん安く、家賃に含まれているコンドミニアムも多いので確認が必要です。

 

インターネット、通信費用

フィリピンは、インターネット環境が急激に整備されているとは言え、まだまだ発展途上にあります。
回線スピードは遅く、また都心部でもシグナルが弱かったり、スコールで回線が不通になったりすることが多いです。
最大手のプロバイダはPLDT(日本のNTTのような元国営企業)で、光回線の25Mbpsプランの月額費用は約4,000円(1,900ペソ)です。
速度やサービスを考えると割高な接続料金ですが、それには理由があります。

7千以上の島々からなるフィリピンでは、インターネット接続には海底ケーブルを通す必要があり、莫大なコストがかかることから接続料金が高くなるのはやむを得ません。

 

食費

フィリピンの人たちは普段から外食が多く、日本人よりも自炊が少ないのが特徴です。
現地のフィリピン人が行くような定食屋では、男性でも350円も出せばおいしい料理を満腹食べることができます。

フィリピン 食事 その1

フィリピン 食事 その2

日本料理や中華料理でも、一見高級な店構えのレストランに入っても、1,000円ほどで立派な食事をいただけます。
多くの日本人が意外に感じ、喜ぶのはピザの安さ。
マニラには、大手のドミノピザを始め、ピザ屋がたくさんあり、しかも安いです。
ピザを1枚注文すると、おまけでもう1枚ついてくるサービスなどを頻繁に行っていて、カップルで訪れても250円でお腹いっぱいピザを食べることができます。
1人暮らしであれば食費は月2万円~4万円(9,000~18,000ペソ)程度と考えておくと良いでしょう。

交通費

フィリピン 交通費

マニラ市内にはMRT、LRTと呼ばれる電車が3路線走っており、初乗りが30~60円(15~30ペソ)と安いため、マニラ市民の便利な足となっています。
ただし、車内の衛生状態が汚く、スリが多いという悪い評判が根強いため、引っ越したばかりで不慣れな日本人が利用するにはおすすめしません。
ただし、最近は清潔で近代的な車両も導入され、かなり状況がよくなってきたようです。
他にもバスや、ジプニーと呼ばれる乗り合いタクシーもあり、料金はたいへん安いですが、日本人にとっては安全な交通手段とはいえません。
日本人が安心して利用できる足はタクシーです。
タクシーの初乗りは90円程度(約40ペソ)と安く、1時間乗っても800円程度です。
もちろんぼったくりのタクシーもまだまだありますから、メーターを使っていることを乗車する前、そして乗車してすぐに確認しましょう。
東南アジアで有名なGRABタクシーや、Easy Taxi(UBERのような配車サービス)も多く走っていますので、使い方を一度覚えてしまえば、タクシーより安く気軽に利用できます。
平均的な交通費は月15,000円ほどです。

 

まとめ

生活費を合計すると、148,700円です。

家賃 100,000円 コンドミニアム2LDK
医療費 3,500円 民間医療保険加入
水道・光熱費 6,200円
インターネット 4,000円
食費 20,000円
交通費 15,000円
合計 148,700円

日本人の長期移住が増えている東南アジアの中で、フィリピンは生活費がまだまだ安い国の1つです。
フィリピンで生活をする場合、出費の割合としてウェイトが高いのは家賃です。
基本的に親日の方が多い国とはいえ、外国人として生活するうえで犯罪に常に気をつけておく必要があります。
自分と家族の安全を確保するためにも、安全で治安の良いエリアを選びましょう。
特に、移住したばかりは、こまごまとした買い物や事務的な用事で出歩くことも多いので、自宅の周囲のエリア選びは大切です。
また、初期の必要品購入で費用が意外に多くかかるので注意してください。
もし初期の準備に、そこまでお金と時間と体力をかけられない、ということであれば家具、設備付きマンスリーマンションのサービスアパートメントを利用するのも有効な手段です。
水道・光熱費やインターネット費用も含まれていますし、セキュリティも万全ですのでおすすめです。

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